前回では、インターンシップを利用するメリットを企業側の視点から考えてみました。より熱意のある学生を採用する為に、企業側も常に工夫をしています。ただ参加するだけで終わるのではなく、そこから多くのことを吸収するために積極的に臨むというお話でしたね。
本日では、インターンシップを成功に導く為に心がけることについてお話していきましょう。参加する際、つい誤解しがちなのが自身の社内での立ち位置について。インターンシップは実際の就業を体験するものであり、そこに参加する皆さんは決して「お客様」として参加するわけではありません。誰かが教えてくれるのを待っていたり、話しかけてくれるのを待っているような「受身」の姿勢では、企業側の評価も自然と下がってしまい、せっかくのインターンシップも意味のないものになってしまいます。積極的に前に出て、コミュニケーションを図っていきましょう。
しかし、積極的な姿勢は一つ間違えると真逆に捉えられてしまいます。自分の力で仕事を実現させようとするあまり、周囲に何も相談せず、自分の考えだけで走ってしまうとそれは「周囲とのコミュニケーション不足」「ホウ・レン・ソウの不足」と評価されてしまうことも。社会人としての行動や仕事の進め方を体感するのも、インターンシップの醍醐味であり最大のメリットともいえます。分からない事は積極的に質問し(もちろん、質問してばかりでもいけませんが・・・)、学んでいくことが大切ですね。
失敗や叱責を恐れていては、せっかく参加しても何も得ることなく終了してしまいます。前述と矛盾するようですが、皆さんは学生であり最初から全てを上手く出来るわけではありません。仕事をする上でしてはいけないことは何なのか。どのような行動が社会人としての規範なのかを、自分の行動や、周りの先輩方から学んでいきましょう。悩んだり恥ずかしさを感じながらも得た経験は、必ず皆さんの力となっていくのです。